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長崎城跡
登城日:(2004.05.01)
所在地: 因島市土生町長崎
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
長崎城跡です・・  因島村上氏の重要な拠点として重なり合った島々と潮流の天然の条件で燧灘方面に活躍する典型的水軍基地である。海岸に面した岸壁には往時船を繋留するのに用いた杭の跡が認められる。

『長崎城跡案内板』より

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資料
 

私見
 この長崎城は、村上氏が初めて因島に構えた最初の拠点であるという説があり、城主は村上新左衛門所拠とか、村上顕長などと伝えられています。厳島合戦で向島を得た村上新蔵人吉充が、弘治三年(1557)向島余崎城に移るまでの居城と言われ、その後は村上吉之が拠ったとされています。(「瀬戸内水軍」参照)。
 非常に切ない状態です。海岸にせり出した小さな高台だけが残る状態となっている長崎城跡は、そのほとんどが造船会社の敷地内となっているようです。正門脇には案内板がありますが、そこをあがった高台にはホテルが建てられており、完全に城跡としての遺構は消滅してしまったかのように思えました。
 が、干潮時には海岸に2つの柱穴(ピット)が見えるようです。わずかに城跡の名残を残しているところが実に感慨深いものがあります。
 干潮時にだけ姿を現す遺構・・。なんだか格好いいじゃないですか!
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