HOMEへ Check   Twitterでつぶやく  

生田陣所跡
登城日:(2002.05.02)
所在地: 神戸市中央区下山手通1、生田神社
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
生田神社境内にある「生田の森」  生田神社は源平の頃よりいくたびか戦乱のなかにその身を置いてきており、数々の合戦の貴重な目撃者となっている。また室町時代後期の織田信長による播磨攻め等の兵庫への侵攻の際にも兵を休める陣所として活用されている。
 花熊合戦(1578年)では、織田側の池田信輝が生田の森に陣をしいている。 樹齢から考えると、その戦乱直後に植樹されたものが稲荷社の前の御神木ですが、後の戦災により根元だけが残り、現在に至っている。
【戻る】

資料
 

私見
生田神社境内にある「生田の森」  三ノ宮駅から北へ5分ほどのところにある生田神社。場所や神社の説明はいまさらする必要はないですよね。しかしこの神社はいろいろな歴史を歩んできているのです。
 源平の合戦のころにはたびたび陣所として利用され、また16世紀の戦国の時代にも織田信長方の将として池田信輝がこの神社の奥にある「生田の森」のなかに陣をしいているのです。今まで何度かここを訪れたことがあったのですが陣跡として意識してみたことがなかったのですが、確かに本堂裏手の少しのぼりの傾斜がついて、木々がしげっている「生田の森」は格好の場所かもしれませんね。
 また境内には「生田の森」以外にも、平敦盛が愛した「敦盛の萩」、梶原源太景季ゆかりの「箙の梅」「梶原の井戸」、武藏坊弁慶が義経の代拝として社参した際に奉納したとされる「弁慶の竹」など、いずれも貴重な源平ゆかりの史跡があり、この時代のファンには見逃すことのできない一つとなるのではないでしょうか。
【戻る】