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門村構居跡
登城日:(2004.07.25)
所在地: 多可郡加美町門村
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
見事なまでの土塁です  門村構居は、加美町門村字「カマエ坪」付近にあった中世(室町〜安土桃山時代)の城館で、天正二年(1574)三木別所氏一族の攻撃を受けて敗れた杉原兵太夫安久の居城であったとされている。
 カマヘツボの西側山麓には、今も三重の土塁や壁の跡が残されており、かってはカマヘツボ全体を囲んでいたものらしい。
 そしてこの土塁の内側には武士団の守護神である八幡大菩薩をまつったという八幡屋敷と呼ばれる平地がある。
 一方、この門村構居の南に接して城主の菩提寺であった浄居寺があり、又、西側の山頂には詰めの城としての門村山城の遺跡があって中世城館跡の典型例を示している。

『門村構居城跡案内板』より

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資料
 

私見
その隣もまた見事なまでの土塁です  加美町を南北に走っている427号線沿いにつくられた標識にしたがって西へ折れれば150メートル先に門村構居跡がありました。案内板が白く浮きあがったかのようになっていますのでよくわかると思います。構居の規模は100メートル四方ということですが、三重になった土塁は奥まで続いています。土塁の高さは2メートル弱ほどでしょうか、それが山麓が波打っているかのように連続して作られているのです。ここまで立派な土塁を見るのも珍しいですが、なぜこのような場所で?という疑問も出てきます。
 ちょっと立ち寄っただけでしたが、いいものを見せていただきました。
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