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森本城跡


登城日:(2007.01.04)
所在地: 三田市東本庄
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
祠の裏には土塁とその先には大きな堀切が  森本城(愛宕山城とも)の歴史ほか詳細は不明である。標高227メートル(比高40メートル)の小高い尾根上の山林の中に造られている。
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資料
 

私見
森本城主郭手前にある堀切 主郭には物見台?風な高台があります  JR福知山線「相野」駅の脇を東西に走る道路を東へ進み、国道176号線を越え武庫川を渡り、本庄小学校を目指します。学校の東脇を南北に走る道路を南に300メートルほど進めば左手に見える小高い山が森本城跡です。
 やや西へせり出した格好になっている山の南麓に回り込み、墓地がある辺りに駐車スペースを見つけました。登城道はそこから小さな池を越えて左側の尾根上を進んでいくルートを選択します。やがてすぐに小さな祠がありますがここはすでに南側の郭となります。縄張り図を見ますと大きくは郭が南北に独立して作られており、深い堀切で区切られています。また郭の周囲には横堀がめぐらされ、外側には竪堀もいくつか見られます。主郭らしい最高所にある北側郭には虎口が見られず、ただ切岸を登るだけとなっています。かつては木橋が架けられていたんでしょうか。移動しにくい構造ですが、小さなエリアの中に実に多彩な山城遺構を見ることができるのは驚きです。しかもほとんどが手付かずのような状態ですので、あまり訪れる人もいないのでしょうか。無名な里山にある人知れず残る山城になんとも言えない寂寥感と、同時に無上の喜びを感じてしまうそんなひと時でした。
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