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北田原城跡
登城日:(2005.02.26)
所在地: 生駒市北田原町
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
本丸南西部にある郭  北田原城は、『大和志』によると「坂ノ上丹後守の城」と記されている。が、坂上氏の詳細は明らかでなく、城の歴史も不明である。
 

『日本城郭体系10』新人物往来社刊参照

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資料
 

私見
南方面に郭が続く  北田原城跡は、国道168号線と国道163号線とが交差する点から東側に位置する標高196メートル(比高45メートル)の山上に位置しています。南に大きく蛇行した163号線から北へ集落の中の細い道へと入っていきます。そのまま山をぐるりと北側に回りこむと比較的新しい舗装された道へ右折し、傾斜をあがっていきます。その先は山中にある墓地があり、墓参りをする方のためへの道だったようです。
主郭脇にある空堀  城跡へはこのままほぼ並行移動して南へと進んでいきます。尾根上に削平された郭跡が続いていますが、鉄塔が建てられてしまっていてかなり破壊されてしまっているのかとがっかりさせられます。しかし、その本丸の南北両下に空掘がつくられているのはよくわかります。そして、その先には南西に尾根が曲がっている上に最も大きな規模をもつ郭が控えていました。そのまわりには空掘が取り巻いており、さきほどまでの落胆ぶりをすっかり忘れてしまうほどです(笑)。かろうじて南側の車の通る音が聞こえてくるようになっていますので往時は見渡しが利いて、さぞかし南側への防備に気を配られていたのでしょうね。ここからさらに西にも数段の郭が見えていましたが、残念ながら探訪はここまでとして引き返してしまいました。
 北田原城はその規模がかなり大きなものを感じさせてくれる山城でした。本丸こそ鉄塔が建っていますがそれでも見ごたえは十分な城跡でした。
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