坊城館跡

　坊城館は、２００３年度の発掘調査により鎌倉時代後期の屋敷跡であることが分かった。六十メートル四方の範囲には、何度も建てなおされた総柱建物の痕跡が見つかっており、東側に集中している。敷地内には、井戸跡もいくつか見つかり、その中には石組井戸も含まれている。遺構の規模や出土物等から、当時の地頭、三浦和田一族の屋敷であるとみられている。

 

　江上館の南方約２００メートル、宅地の中に公園化の整備が行われている坊城館がありました。宅地として開発するための調査が実施された中、発見された遺構によって保存・整備が決まったのですね。まだ中に入れない状態ですが、整備完了が楽しみですね。とは言え、ここだけだと寂しいですが、江上館や奥山荘歴史館をセットで訪問すれば楽しめます。