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具志頭城跡


登城日:(2005.04.04)
所在地: 島尻郡具志頭村字具志頭
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
具志頭城内の拝所 城跡公園入り口脇にある標柱  具志頭城は、十四世紀の中期頃に英祖王統第二代大成王の第三子具志頭按司が築城したものと伝えられ、以来、代々の具志頭按司の居城であった。その規模は、およそ二万五千七百平方メートルもあり、沖縄の古城跡の中でも大きい方で、自然の断崖上に構えられた山城形式にして、連郭式の城である。
 この具志頭城の北方すぐ近くには、この城の出城としてのミドリ城がある。ミドリ城は、玉城城などの城主からの攻撃に対しての見張所であったと伝えられている。南側には、高ヤツクヮは、南山城や多々名城などに対する構えとしての見張台であったと言われている。
 代々の具志頭按司は、盛んに海外貿易を行った。その貿易港は、城下を流れている白水川の下流に広がる内海であったと伝えられている。

『具志頭城跡案内板』より

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資料
 

私見
断崖下に広がる海岸線  具志頭城は国道331号線脇の具志頭売店前バス停向かいの細い道路に入り、そこから高台にあがっていくようにして城跡公園を目指していきますと到着することができます。城跡公園となっているのでかつての遺構の保存状態としてはあまり望めません。とはいえ三方を断崖に守られた天嶮ぶりはさすが城跡といった感じでしょうね。
 沖縄にあるグスクの中では比較的規模が大きいほうに入るとされるこの具志頭城跡。「え、そうなの?」ときょろきょろしてしまいますが周辺がすべて城域なのでしょうね(^^;。尚巴志による三山統一までの具志頭按司の勢力は相当なものだったということですから、眼下に広がる美しい海岸線は独り占めしてたんですね。
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