城めぐドットコム HOMEへ Check   Twitterでつぶやく     

羽田台場

羽田台場跡


登城日:(2012.04.22)
所在地: 大田区羽田空港2丁目
 
【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
羽田空港の一部となってしまった羽田台場  羽田台場は、天保十四年(1843)に、異国船からの脅威に対抗するために築かれた砲台場である。羽田奉行として田中勝行が命を受け、砂洲であった羽田一帯に突貫工事で築いたが、1年で廃されることとなった。

『日本城郭全集』人物往来社刊参照

【戻る】

資料
【地図を表示する】
 

私見
羽田空港のそばには今も砂洲が見られます  日本城郭全集を見ていますと、羽田にもお台場があったんだなと知りました。いろいろ調べてみますと、場所は現在の羽田空港国際ターミナルビルあたりだったようです。昭和まではそこ一帯に”御台場”の地名が残っていたというのですから驚きですよね。往時は遠浅となっていた砂洲の上に大砲が置けるような場所を設けた程度の簡単なものだったようで、後の品川台場とは比べものにならないものだったと思います。1年で廃されてしまったのは、それだけ使い物にならなかったということなのでしょうね。なんとなく幕末の混乱の様子を感じ取れる気がしてきます。
 現在も空港脇には砂洲を見ることができますので、こういうのが広がっていたんだなぁ、きっと大砲は届かないよなぁ(^^;とか想像することができるわけです。ちなみに大森にも同時期に台場が築かれましたが、こちらは場所を特定することができませんでした。ご存じの方がいらっしゃいましたら、情報をお寄せくださいますようお願いいたします。
【戻る】