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中村城跡
登城日:(2003.05.05)
所在地: 真岡市中村字峰寺前、遍照寺
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史 中村城空堀跡  中村城跡は中村遍照寺の全境域である。
 東西191メートル南北182メートルの長方形の遺跡が残されている。濠の深さは約6メートル、幅9メートルである。地域内には遍照寺、天然記念物のかやの木や中村大明神(祭神=中村小太郎藤原朝宗)があり、ほとんどが築城当時のまま保存され、城跡を研究する上で貴重な資料である。中村朝宗が保元元年(1156)から中村の地に住み、館を築いて中村荘を管理した。中村荘は藤原摂関家の荘園であった。朝宗の子常陸介宗村は源頼朝の奥州征伐に従軍し、戦功をたて伊達、信夫2郡の地頭職となり、その子朝定が中村を継いだ。それ以来代々中村氏の居城であったが、天文十三年(1544)中村玄角が水谷蟠龍と戦って敗れ、それ以来廃城となった。

『中村城跡案内板』より

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資料  

私見 中村城空堀跡  細い路地が入り組んだ中を行きましたので場所をうまく説明しにくいのですが、とにかく遍照寺を目印にしてください。というかそのお寺が城跡なんですよね。
 中村城跡を示す案内板と城址碑はお寺の正面の道路脇に建てられています。が、その前に道路と並行して大きく凹みができている空掘の跡が視界に入ってくると思いますので見過ごすことはないと思います。
 中村城跡の見所はなんといってもこの空堀でしょうね。また、お寺の境内が方形をなしており、それがそのまま当時の城域であったようですから想像しやすいでしょう。お城というよりは館を連想させてくれるような状態でした。
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