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白鳥城跡
登城日:(2003.05.25)
所在地: 富山市吉作、城山公園
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史 本丸跡です。  呉羽丘陵の最高峰にあり、眼下に富山平野を一望できる。
 寿永二年(1183)に源義仲の武将今井四郎兼平が陣を張ったとするのが最初の記録である。その後数々の古文献にこの城のことが見えるが、豊臣秀吉の陣が富山城の佐々成政を攻めたときに陣を構えたことがよく知られている。
 現在、秀吉本営の白鳥城の遺構はほとんど失われたが、昭和五十六年からの発掘調査によれば、本丸は空堀で囲まれ、周囲からはいくつかの土塁跡や敷石跡が発見されている。
 出土の遺物には、土師質土器の越前焼スリバチ、中国製の染付け碗などがある。分析の結果、十六世紀後半のもので、秀吉の時代と一致し、その多くが富山県外のものとされ、主として東海から移動してきた兵が携えてきたと考えられる。
 秀吉軍と佐々成政の伝承が富山に根強く語り継がれているのも、それだけ印象に残る出来事が多々あったからであろう。

『白鳥城跡案内板』より

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資料  

私見 白鳥城址碑です。  白鳥城は城山公園の中を走っている車道を使って無料駐車場までいければ、あとは楽に本丸までいくことができます。城址碑がおかれた駐車場からだと郭をいくつか経由して本丸のある最高所へ到達することができました。そこからの景色の素晴らしさはもちろんなのですが、何よりも富山市内随一といわれる山城遺構を残す白鳥城はいいですねぇ。空堀、井戸跡、土塁、など。
 ここまで残っていますと、城域を通っている道路が恨めしくなりますが贅沢ですかね。おかげで楽に登城できますもんねぇ。
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