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モロラン陣屋跡
登城日:(2002.10.28)
所在地: 室蘭市陣屋町ニ
 

【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史 土塁のなかに見える石垣  安政二年(1855)南部藩は、恵山岬から幌別までの海岸一帯警備を幕府より命ぜられ、箱館(函館市)に元陣屋を、室蘭のこの地ケレオタに出張陣屋を、砂原長万部には分屯所を設けることにした。
 このモロラン陣屋は、安政三年(1856)三月に着手し九月に完成したが、慶応四年(1868)、明治維新の動乱の中で、南部藩はこの陣屋を焼却して本藩(岩手県)に引揚げた。
 当地方における唯一の近世史跡として、昭和九年(1934)五月、国より「史跡」に指定され今日に至っている。

『モロラン陣屋跡案内板』より

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資料  

私見 見事に復元された土塁と掘  南部藩モロラン出張陣屋跡は、民族資料館の裏手にありました。目の前を室蘭本線や、国道37号線が横切る非常に騒がしい場所にあるのですが、陣屋跡に足を踏み込むとまったく外界の雑音が気にならないほどに、一気に別世界につれていかれた感じでした。

モロラン陣屋跡見取り図  他の陣屋同様に四角く土塁に囲まれた陣屋内には建物の位置が復原されており、規模を手にとるように確認することができています。また、その土塁の外側には掘も復原されています。
 土塁のなかに丸く角の取れた石が積まれていましたがこれは元々あったのか、復原されたのかわかりませんが石垣もあったんでしょうかねぇ・・・。
 いやぁ、ほんと北海道って陣屋が多いですね。
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