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花隈城向城

花隈城向城跡


登城日:(2008.12.25)
所在地: 神戸市中央区中山手通2丁目
 
【歴史】 | 【資料】 | 【私見】

歴史
今は完全に消滅しているであろう花隈城向城  花隈城向城は、その名の通り花隈城攻めの際に築城された陣城である。天正六年(1578)に荒木村重が織田信長に叛き、有岡城に籠った頃、花隈城には荒木村重の家臣、荒木志摩守が在城していた。翌七年、有岡城は落城、一族が惨殺され、さらに翌八年には池田恒興が花隈城攻めの任を受けた。
 この時恒興が生田の森の北に構えた陣城がこの花隈城向城である。同時に息子の勝久郎、幸新(のちの輝政)兄弟には諏訪山に陣を設けさせ、金剛寺山(現在の大倉山)には家臣の伊木、森寺氏を配した。
 花隈城は同年七月に落城した。

『日本城郭体系12』新人物往来社刊参照

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資料
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私見
 花隈城を改めて散策していたのですが、実際に城域として定められているエリアはとんでもなく広かったんですね。まさか駐車場のあの砦みたいなのがすべてだとは思ってませんでしたが、ここまでとはというのが正直な感想でした。
 花隈城の大手は城の東面、鯉川筋に面していたあたりということですから、まさに対面した格好となるこの花隈城向城は向城だったわけですね。「中山手通3」の信号の北側、NHKや神戸女子大学があるブロックがちょうど城域となっているのですが、遺構はなにもなさそうです。ここからは少し高台となっていますので若干花隈城を見降ろすような格好になっていたのですね。まわりを見渡してみましたがこんな妄想を抱いているのは間違いなく私だけのようでした(^^;。
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