播磨鑑（宝暦十二年）に
　長　二三間　横二ニ間　加古庄在細田村今村の居屋敷に成
領主は船橋五左衛門　天正の頃長治の幕下

とあり、播州古城蹟集録には、

細田城細田村　長ニ三間　横ニニ間
城主は船橋五郎左衛門尉　天正の頃　別所長治の幕下と成　南の方にて小城跡あり今は村の屋敷に成

と記録されている。

『細田構居跡案内板』より

 

　長砂構居跡から車で数分のところに細田構居跡があります。同じ野口町内にはほかにも野口城、大古内城などが隣立しています。野口城を中心とした、別所方としては堅牢な地域だったのでしょうか。
　現状は幅約３ｍほどの小さな茂みと小さな祠がある、稲荷神社のようです。碑と案内版があるのはさすがは加古川市と評価できますが、しかし、文章が長砂構居とほとんど同じでよく分りませんねぇ。(笑)